SBV破綻から広がる連鎖。暗号資産領域にお金が集まらない理由とその対処法を考える|WCLブログ

スタートアップ向け融資大手のアメリカシリコンバレーバンクが3月10日、突然破綻となりました

このニュースは世界中を駆け巡り、いまだにこの話題でビジネス界隈は持ちきりになっているようです。

WBCの話題で持ちきりな日本とは違って、世界はごたごたしている状態ってわけですね。

そしてその流れ弾を、暗号資産(仮想通貨)関連企業との取引で有名な全米29位のシグネチャー・バンクが12日、事業を停止したと発表されたようです。

まさにしっかり胴体にデッドボールを食らってしまって再起不能になってしまった状態ですね…

このニュースの詳しい内容に関しては、日経新聞をご覧ください。

米銀29位・シグネチャー銀行も破綻 預金全額保護(写真=ロイター) – 日本経済新聞

しかし暗号資産界隈にはとてもグッドニュースとは言えない状態ですね。

資金流出が止まらない暗号資産領域

シグネチャー・バンクの事業停止は、経済はあらゆるところで繋がっているということを強く感じさせる事件ですね。

端的に言えば、銀行の信用不安から資金が流出した結果、シグネチャー・バンクは事業停止に追い込まれたとのこと。

つまり、暗号資産領域に投資をしていた資金を、世の中の投資家たちは高リスクと判断し、もっとリスクの低い資産に資金を逃がそうとしたわけですね。

逆に言えば、暗号資産領域はそれだけ高いリスクを有していると感じているのが、世間の投資家たちの総意とも言えるわけですな。

これは、暗号資産領域に住まう住民たちにとっては、非常にネガティブなニュースだと感じるでしょう。

もちろん、それだけ暗号資産領域には高いリスクが内包されているのは事実としてあります。

だとしても、非常に有用とされるテクノロジーであることは証明されているわけですから、リスクは知りつつも大きく拡大することを期待してしかるべき。

ところがこういった資金流出が止まらない現状を見ると、世界的な流れとして、より安全な資産へ、よりディフェンシブな銘柄へシフトしていると感じます。

テクノロジーは立派でも、現実問題投資家が儲かると判断できる状況じゃないと、資金が入ってこないのはどこも一緒ですね…

暗号資産領域に資金が集まらない原因を考える

さて、と。

暗号資産領域において、目に一番付きやすいのがビットコインやイーサリアムコインの日々のレート(値段)です。

特にビットコインに関して言えば、いまだに高い流動性を誇っていますよね。

結局のところ、どれだけ優秀な機能を備えた暗号資産が生まれたとしても、目下目立つ存在であるビットコインの値段が上がらないことには、注目もされないというのが正直な所かなと感じます。

とはいえ、その肝心かなめのビットコインの値段が上がるような状態はどんなときかというと、世の中のマインドが守りではなく攻めに転じられるような何かが無いと難しそうですよね。

このような状態になってしまった主な原因は、ウクライナ領土に対するロシア軍の侵略戦争と、世界中に拡大しているコロナウィルスの影響が大きいように感じます。

ロシアの侵略戦争は、一時的にエネルギー問題、食糧問題に発展しました。

(もっともこのエネルギー問題に関して言えば、すでに戦争前の価格に戻っています。ですので、日本の電気代上昇問題は、調達コストが上がっているからという理由ではおかしな話になります)

また、コロナウィルスの拡大によって、世界経済に大きな打撃を与えました。

このような社会情勢、世界経済の中では、マインドがマイナスに振れてしまうのは致し方のない事なのだろうと思います。

ということは、この世界を覆いつくしているネガティブマインドをどうにか改善方向に向かわさなければ、新しいテクノロジー、新しいアセット(資産)への資金流入は、なかなかに難しいかもしれません。

当然、リスクが高いと考えられている暗号資産領域は、仮にお金が入ってくるとしても一番後回しになってしまいがちではありますよね。

暗号資産領域にお金を集めさえるためにできることはなんだろう

資金流出が止まらないこの暗号資産領域ではありますが、じゃあいったいどういった活動をしていったら、お金が集まってくれるのでしょうね…

思い浮かぶのは、結局のところ草の根運動が一番なのかもしれません。

今最も熱い暗号資産領域はどこ?と聞かれたら、NFTとトークンエコノミーだよ、と筆者は考えています。というか、去年から無限に言い続けていますけどね。

メタバースは?

あーうん、知らない子ですね…

…ごほん。

この、NFTとトークンエコノミー(ファントークン)分野は今後、ますます…というほど急拡大している感じはしないのですが、色んな企業がマーケットプレイスを設立している事実があります。

事実、例えばNFTに関して言えば本当に色んな人たちが関わり始めています。

有名な所では、サッカーの道を歩んできた人たちだったら知らないハズがない超有名人気漫画、「キャプテン翼」

もNFTゲームとして登場しています。

また、ファイナルファンタジーやドラクエで有名なスクエア・エニックスも、

「SYMBIOGENESIS」

というNFTゲームを鋭意開発中です(2023年5月中旬にリリース予定とのこと)

ちなみに筆者は無限に心待ちにしています(生粋のゲーマーなので

こういった形で、徐々にでも、そんなに人気が無くても、広げていくことで、いつか花開くときが来るんではないかなぁと、勝手に考えています。

そう考えると、いまは黎明期であるわけで、開拓途中のフロンティアとも言えるわけです。

アイドルは何も初めから人気だったわけではなく、下積み時代があってこその今の地位にたどり着いたわけです。

大谷翔平だって、なにも生まれた時からホームランを打てたわけじゃないでしょう。

(もっとも、才能の塊だった可能性は大いにありますが

つまり暗号資産に関しても、いまはまだそういう時代なのかもしれない…ってことですね。

おわりに

世界は繋がっている…という銀行破綻の連鎖から飛び火してきた暗号資産領域ですが、正直な所まぁしょうがないかなぁと感じます。

人はリスクを恐れる生き物ですし、それこそが人間たるゆえんですからね。

そうしなければ、こうして生き残っていませんでしたから…

とはいえ、何か新しいものを生み出すためには、歩みは止めてはいけないと思うんですよね~

それがきっと未来を切り拓く力となりますからね。

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