
概要
日常生活の中で、気持ちはわかるけど、いやそうじゃないよね…と思うことってありませんか?
当方Web3領域について書いているブログですが、日々のニュースを追っかけている中で、やっぱり疑問に思うことがしばしばあります。
例えばこんなニュースとか。
世界的なアーティストやギャラリーと組み、高品質なNFTデジタルアートを販売する「XYZA(エックスワイジーエー)」を手掛ける株式会社FRMは29日、日本の伝統文化「熊手」とNFT(非代替性トークン)を掛け合わせた新プロジェクトを発表した。
日本の伝統文化「熊手」とNFTを融合、XYZAが新プロジェクトを発足|COINPOST
今回の記事では、このニュースについて深堀というか、つっこみを入れていきたいなと思います。
熊手とNFTを組み合わせるらしい
日本伝統文化の一つである熊手と、NFTを組み合わせたプロジェクトが始動したそうですね。
日本伝統文化と言えば様々ありますが、それのどれもみな、日本ならではの独特な風習から来ています。
熊手について、ウィキペディアにはこう書いてありました。
熊手(くまで)とは、日本におけるレーキ(rake)の1種で、農業や庭の掃除に使われる、短い歯を粗い櫛状にならべた棒を垂直に柄に取り付けた農具。様々な変形があり、同様なレーキ類の馬鍬(まぐわ)とも重なる。
中略
日本では、幸運や金運を「かき集める」という意味を込めて、商売繁盛の縁起物として熊手を飾る事がある
熊手|Wikipedia
日本ではどちらかというと縁起物というイメージが強いですよね。
さて。
こういった日本の伝統文化をNFT化して世界に広げるというプロジェクトは、大変すばらしい試みだと感じます。
日本人が海外の文化を興味深く見ているように(少なくとも筆者は)、海外の方も、日本文化が非常に不思議なもの、奇妙なものに映ることでしょう。
それを最大限生かす方法として、このNFTは非常に面白いものなのかなと思います。
ところがですね、冒頭に書きました通り、こういった日本文化をNFT化するなどした時に、奥歯に何か詰まったかのような、違和感を感じます。
日本伝統文化なのに西洋かぶれという矛盾
日本独自の文化として、漢字とカタカナという二つの文字があります。
これらは、海外の人々にも独特な文化として思われていて、例えば入れ墨にこれらの文字を入れるという人もたくさんいます。
それだけ珍しいものなのだろうとも感じますよね。
さて、そうしたなかで今回の熊手NFT。
あらゆるものが中途半端なんですよね。
なぜ日本文化の胆となる和を、めいっぱい使わないのか。
例えばギャルバースと呼ばれるNFTも、その名前自体が言ってしまえば英語が由来であり、日本文化もへったくれもありません。
もし自分がやるなら、ギャルは良いとしても、verseは宇宙(universe)から取ってきているのですから
【ギャル宇宙】
のように、日本語を使うべきだと思うんです。
また、参画している企業も、全部日本語ではない企業です。
そのような企業に、果たして日本文化をうまく表すことができるのでしょうか?という疑問が湧いてきます。
いやいやお前何言ってるの?と思われる方も大勢いらっしゃるのは承知のうえで書かさせていただきますと、では逆に英語で書かれていた時、海外の人はそれを見て何を感じるでしょうか?
まずこんなことを考えるでしょう。
「へー面白い事やってる企業あるんだなぁ。これ、うちの国(アメリカ)の企業かな?それともイギリスかな?もしかしたらオーストラリアかもしれないな」
こうです。
ぱっと見、誰も日本の企業がやってるとは想像できません。
なにしろ、全部英語で書かれている企業名ですからね。
これはいわば、西洋かぶれの弊害ってやつです。
もっと言えば、アメリカかぶれというべきでしょうか。
このような中途半端さでは、とても日本文化を強く発信できるとは思えないんですよね。
やるなら突き詰めて、徹底的にやらないといけません。
この中途半端さが、アダとならないことを祈りたいですけど、果たしてどうなるでしょうかね…
おわりに
海外の人は、日本人が身に着けているモノに書かれた文字が、奇妙に見えるそうです。
それと同様のことが、海外の人が身に着けている日本語が書かれたものにも言えます。
まさに世にも奇妙な物語状態だといえるでしょう。
いいじゃないですか、株式会社佐藤で。
株式会社山田だって、佐々木だって、岩井だっていいんです。
文化とは、海外とか外部の人に合わせるではなく、押し付けるものだと思っています。
つまりこういうこと。
『俺たちはこれでやってるけど、なんか文句ある?』
です。
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