超効率化の先にある不安 デジタルツイン技術によるメタバース空間の活用法|WorldCryptoLaboBlog

メタバースに欠かせない「デジタルツイン」、効果抜群の事例まとめ|日経XTECH

 2021年後半以降「メタバース」のブームが続いている。関連する要素技術は多岐にわたり、応用領域も幅広いため具体的な輪郭はいまひとつつかみづらいかもしれない。そうした中で、着々と実績を積み上げているのが「デジタルツイン」だ。

メタバースに欠かせない「デジタルツイン」、効果抜群の事例まとめ

メタバースの使い方として、非常に興味深い話題として、デジタルツインというのがあるようですね。

実は少し前から使われていたということで、知っている人は知っているネタっぽいです。

それを筆者はいまさら気付き、なにやら面白そうということでシェアしようと思います笑

製造業や建築業で使われ始めているデジタル空間を使ったデジタルツイン技術とはなんなのか?

記事にもありますが、このデジタルツインという技術は、すでに建設業や製造業で使われているようですね。

どのような業界でもそうだと思うのですが、出したアイディアが果たして現実世界でうまく働くかどうかは、実際にやってみないとわかりませんよね。

でも実際にテストしようとしても、莫大な時間とお金と貴重な人材が拘束されてしまうため、そうおいそれとできません。

しかも、テストがうまくいけばまだ良いのですが、芳しくない結果が出てしまった場合のコストが重くのしかかり、結果を受けての改善点を修正した状態での再テストが難しくなってしまうかもしれません。

そういった問題をクリアするのが、このデジタルツイン技術を用いたシミュレーションによる業務改善ということですね。

これは現実世界のデータをそっくりそのままデジタル空間で再現し、業務に生かす形として使います。

より具体的に言えば、いわゆる現実世界のデータをデジタル空間にアップロードし、そこでシミュレーションをした結果を現実世界にフィードバックするとのこと。

デジタル空間を一度作ってしまえば、あとは必要に応じて調整していけばよいですし、デジタル空間であるからこそ即座にテスト結果を返すことができます。

つまり、デジタルツインを使うことで業務のスピードが格段にアップするということですね。

特に結果が出るまでの時間がかかる業態においては、うまく使えれば業務の高速化に繋がるわけですな。 

メタバース空間を使ったあらゆるものの効率化の先にあるもの

筆者は今回のニュース記事のリンクを全部読んできました。

そこで思ったのは、効率化されすぎた結果

人を使わない未来が来るかも

…ということ。

記事を読んでみると、どこの企業も様々な改善点があり、それをデジタルツイン技術を用いて劇的に改善している様相が窺えますね。

デジタルツイン技術を使うことで企業が狙っているのは、全てのものの効率化でしょうか。

それは素晴らしいように聞こえますが、一つ問題があります。

それは、人材の効率化も含まれている、という点です。

AIの時代と言われている昨今。

このデジタルツイン技術を使いこなすことで、より人の手を介さない仕事が増えてくると予想されています。

例えば今までは2人いないと成立しなかった業務が、デジタルツイン技術により効率化が図られ、1人でも十分に成り立つようになるでしょう。

そしてAIを駆使することで、そんな1人すらもいらなくなる未来があります。

アマゾンGOのように、レジがないことで人材にかかるコストが抑えられている現実があります。

そしていずれは、品出しすらもAIで成立するでしょう。

いやそもそも、デジタルツイン技術により効率的なルートをシミュレートし、AIが自動化されたトラックを動かして品物を届けてくれます。

それどころか、店舗に行って指定した商品をスマホで発注し、家に帰ったら自動ドローンで商品が届いている…なんてのもできる未来がやってくるかもしれません。

そんな未来を想像すると、ちょっと喉の奥に魚の骨が刺さったような感情が芽生えます。

効率化されすぎた結果、我々人はどこに向かうのでしょうか…?

どんな生き方になってしまうのでしょうか?

いやそもそも、生きていけるのでしょうか?

効率化により我々は楽になるように見えるけれども、果たしてその先の未来は、我々人にとって本当に輝ける世界なのか…ちょいと不安が頭をよぎってきちゃいますね。

おわりに

最後だいぶネガティブな意見で終わってしまいましたが、今回のデジタルツイン技術を用いたもので個人的に一番興味が引かれたのは、医療現場で用いられているやつでしょうか。

やはり医療関係は患者の命がよりダイレクトに影響を受けるものですから、それがメタバース空間でシミュレーションをしたうえで、現実世界に生かすことができるのは非常に大きいように思います。

今後、このデジタルツイン技術を生かした取り組みはどのような先に向かっていくのでしょうかね。

筆者は楽しみ半分、怖いもの見たさ半分といった状態ですけれども。


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