間違ったNFTの楽しみ方 誰のためのNFTなのかについて考える|WorldCryptoLaboBlog

コラム:陰りが見えたNFT人気、低金利時代のあだ花か|ロイター

[ロンドン 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] – ブロックチェーン技術を駆使してデジタル作品の所有権を提供する「非代替性トークン(NFT)」は、近年の投資ブームに陰りが見えている。提唱者たちには残念な形ながら、この資産クラスはパフォーマンス面で不安な兆候をのぞかせ、取引が落ち込んでいるのだ。

コラム:陰りが見えたNFT人気、低金利時代のあだ花か

NFT領域の人気が落ちてきているんじゃないかというニュース記事をロイターが出していました。

これについてだいぶおかしなことを言っているなぁ…と筆者が思ったので、それについて書いてみようと思います。

人気の質を左右するのはそこに流入する参加者の属性問題

そもそもとして、NFTは何のためにあるのかという土台の所から考えていきたいなと思います。

NFTとはいわばノンファンジブルトークンの略で、代替不可能なトークンという意味ですよね。

つまり、替えが効かないトークンというわけで、あらゆるデジタルな媒体に個体番号の様なものをつけ、そして編集や改ざんなどができないシロモノになるというわけです。

逆に言えば、それ以上でもそれ以下の存在でもないということです。

さて、そのうえでこの記事では取引が減少しているとしており、暗号通貨市場の低迷…特にNFTの売買で使われているイーサ(ETH)の価格急落が原因のように書いております。

でもこれには筆者的にははっきりと待ったをつけたいところです。

筆者が思うに、NFTの取引高が減った最大の理由はシンプルで

NFTでお金儲けを企んでいた投資家が思いのほか儲けられなくなったから

です。

そこにはイーサの価格低迷も、低金利も取って付けた後付けな理由です。

まぁ多少は影響があるのかもしれませんが、ほとんどの理由は、今の状態のNFTでは儲けられなくなってきたからですね。

NFTという存在はそもそもの在り方としてニッチ資産である

個人的にはあまり好きな方ではないのですが、お笑い芸人キングコングの西野さんがゴミNFTというNFTを販売しました。(ファンの方いらしたらスイマセンっ

確かオークションで1つ2000円ぐらいからスタートしてたと記憶していますが、だいぶ人気を博しているようですね。

調べたところ大体3WETH=3ETH~の値段で購入されている方がほとんどのようです。

1ETHが17万円前後(記事更新時点)でしたので、50万円からといった感じですね。

彼も言っていますが、何の役にも立たないいわばゴミNFTのようです。

ですが、それでもこれだけの価値…と言えばいいのかわかりませんが、値段が付きました。

もちろんここから値下がりするリスクもありますし、ETHの価格が落ちたとしても、それ以上の高値で欲しいと思う人がいたら結果的に値上がりもするわけで。

つまり何が言いたいかというと、全体の取引量が落ちたところでそれはイコール人気に陰りがうんぬんという話ではなく、ちゃんと人気があるところには人気はある。

問題なのは有象無象のNFT達が乱立し、それがお金儲けになると踏んで飛び込んできた投機家たちのあてが外れただけなんですよね。

そもそもとして世間的に見たら、NFTどころかWeb3界隈自体の人気は全くないですからね…これは笑えない話ですが。

その上で始めに戻ってくるのですが。

NFTはいわば唯一無二の代替不可能なトークンという意味です。

そしてそもそもとして、これらNFTという存在は、この記事を書いている記者が呼ばれている「ニッチ資産」そのものです。

誰もが欲しがるようなものではなく、ファンやマニアが欲しいと思う次元の話で、大衆受けを狙おうとしていたり、転売目的の販売をしているようなものではありません。

所詮その辺は二次的価値でしかないのですから。

それを低金利局面云々の話と関連付けるのは無理があるように思います。

だいぶトンチンカンで的外れな記事なのかなぁといった印象を受けますね。

おわりに

今後もNFTは少しずつ盛り上がりを見せていくと筆者は考えています。

言葉は汚いですが、むしろ今は大量の有象無象NFTが生産されている最中でもあります。

それがいい事なのか悪い事なのかわかりません。

市場原理として本当に価値があるものだけが残るでしょうし、価値がありそうに見せかけて実は全くない物を掴んでしまい、犠牲になるかたがたもたくさんいらっしゃるでしょう。

それも仕方なし。

それらを経て、時代は進んでいくんですよね。

実は有象無象NFTの中にも、自分にとって案外悪くないものが見つかるかもしれませんから、そんなニッチ資産集めを楽しむのも、NFTの遊び方の一つなんだろうと筆者は思います。


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