アフリカ大陸で広がる暗号通貨市場 IMFの警告が意図することとは?|WorldCryptoLaboBlog

概要

国際通貨基金IMFは、アフリカ大陸で広がり始めている仮想通貨市場について、警戒を強めているようです。

国際通貨基金(IMF)は22日、世界で最も急速に成長している市場の1つであるアフリカの仮想通貨市場の規制を強化するよう求めていると報告した。

IMF、アフリカでの仮想通貨規制の強化を呼びかけ|コインテレグラフジャパン

けれどリスクの先にリターンがあるのはどの業界にも言えること。

だのにもかかわらず、IMFが暗号通貨領域に対して語っているということは、リスクにかこつけた、IMF自身の都合があるように思います。

今回のブログではその話題を深読みしていこうと思います。

広がるアフリカの暗号通貨市場

アフリカ大陸での暗号通貨領域が爆発的に広がっているようで、記事内にも次のような報告がありました。

分析会社チェイナリシスのデータによると、2020年7月から2021年6月の間に、アフリカの仮想通貨市場は1200%以上価値が上昇し、ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、タンザニアで高い普及率を示している。

1200%もの価値の上昇は、客観的に見てもとんでもない状況ですよね。
それだけ彼らは暗号通貨に対して期待しているのでしょうね。
でなければ、ここまでの動きにはなりませんから。

また、アフリカの特性上、銀行口座を持っている人の少なさが、暗号通貨領域に対する期待度の高さに繋がっている部分もありそうですよね。

それともう一つ、通貨価値の不安定さも関係しているかもしれません。

それほどまでに、アフリカという大地は不安定で、そして巨大なマーケットが眠っている土地でもあるってことですね。

そもそもとして、アフリカ大陸自体が、リープフロッグ現象による一足飛びの近代化が起きています。

リープフロッグ現象については面白い記事がありましたので、そちらをご紹介しますね。

「リープフロッグ」──。
略せば「カエル跳び」。道路、電気など基礎インフラが未整備な地域が、最先端技術の導入により一気に発展することを指す。同時にアフリカの経済発展を語るうえで欠かせないキーワードだ。

20年後のアフリカが「世界地図」を変える?

こういった特徴がある以上、最新鋭の技術である暗号通貨領域が受け入れられやすい土壌とも言えるでしょう。

影響力を気にするIMFにとって暗号通貨市場の広がりは都合が悪い

IMFにとって、暗号通貨の急激な広がりはあまり気持ちのいいものではないようですね。

IMFの業務を見てみると、次の3つがあるようです。

  • 国際通貨協力の強化
  • 貿易の拡大・経済成長の促進
  • 繁栄を損なう政策の抑制

これらを踏まえたうえで考えていきたいのですが。

IMFにとって、アフリカ大陸での暗号通貨の広がりは、これらの業務に支障をきたすようなものなのだと解釈しているようです。
でなければ、暗号通貨市場の規制の強化を求めているなどというはずがありませんからね。

IMFは、世界全体の経済に対する影響力を持つ組織であり続けたいのでしょう。
自分達の影響力を維持するために他国に対する援助をしているのであって、維持に繋がらないようなことはやらないスタンスなのだろうと推測します。

別に影響力を持つ云々は、様々な国や企業が行っていることであるため、それについてどうこう言うつもりはありません。

大きな影響力を備えていたいIMFにとって、暗号通貨市場がその力を脅かすような脅威になり得る、と考えたということですね。

だからこそ、警告のための今回の発表となったのでしょう。

おわりに

IMFが警戒しているということは、今まで作り上げられていた、そして独占されていた市場を開放に導くのが、この暗号通貨技術であると言っているようにも聞こえます。

深読みのし過ぎ…と言われても仕方ありませんが、逆を言えばそういった可能性が見えるのも事実です。

リスクがあるところに大きな宝が眠っているのは、よくある話です。

私たち投資家は、このアフリカ大陸における暗号通貨界隈の動きについて、目を離さずにしていきたいものですね。


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