
概要
暗号通貨を使う上で大きな問題となっているのが送金手数料の高さです。
メジャー通貨ならぬメジャー暗号通貨であるイーサリアムの送金手数料は、0.005ETH(800円/1ETH16万円換算)もかかります。
確かに銀行送金と比べると圧倒的に安いとは言えますが、とはいえ想定よりずっと高い印象ですよね。
けれど、選ぶ暗号通貨によっては、それが極端に安くなります。
その最たる例が、リップル(XRP)です。
リップルの送金手数料は、ざっと0.15XRPで行えます。
これは日本円で約8円(1XRP52円換算)と驚きの安さです。
こんなに安かったら、気軽に送れますよね~
そんな送金手数料が激安のリップルが、Anifie社のNFTメタバースにおいて、XRPレジャーに対応したというニュースが転がっていました。
米国メタバース企業Anifie, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表取締役:岩崎洋平)は、全世界で最大規模のブロックチェーン企業であるRipple社が設立した「クリエイター・ファンド」第二弾支援先企業7社のうちの1社として採択されましたことをお知らせいたします。また、AnifieのNFTメタバースについて、ETHのほかに、XRPレジャーに対応したことをお知らせ致します。
シリコンバレー「Anifie」、XRPレジャーを活用したメタバースをローンチ
今回はこのニュースについて深堀していきたいなと思います。
XRPレジャーはGAFAからの解放を狙っている
このニュースのキーワードは、コストが低いXRPレジャーを使ってNFTの売買ができるようになるという点ですね。
ニュースの中にもあるように、GAFAがこのインターネットを独占していることで、我々はある意味で彼らの思い通りに動かされている状態です。
つまり、彼らの思惑が我々のインターネット世界における運命を左右していると言っても過言ではありません。
これは本当に良くない。
不自由さの中にある限られた自由の中で我々は生きている状態です。
もしかするとWeb3の技術は、そんな巨大な企業に支配されているネットの独占状態から解放されるための、暗号通貨の根幹を生み出したサトシ・ナカモトの意志が有ったりするのかもしれませんね…
リップルは、そんな意志を継いで…というほど重い意味があるかどうかはわかりませんが、少なくとももっと自由な世界を作りたいと考えているのだろうと推測できます。
日本が誇る世界に通用する最強コンテンツ
Anifieは今回クリエイター・ファンドからの資金提供を受けるとのことですが、彼らは日本の強みを生かしていきたいと語っています。
日本の強みと言えば、アニメや漫画、ゲーム等ですね。
実際にこの辺のジャンルは、こういった電子的な世界にかなりマッチします。
そう言えば筆者は以前、こんな経験をしました。
筆者が数年前、ヨーロッパを一人旅していた時のこと。
行く先々で、初めて会った外国人たちからはこぞって日本の漫画やアニメの話を聞きました。
例えばオーストリアの安宿での出来事。
安宿のチェックイン開始時間を待っている時、宿の前で待っていたインド人たちの集団から話しかけられました。
その時、自分は日本から来てるんだーと言うと、ナルト!ナルト!と言われ、小一時間盛り上がったものです。
またドイツの安宿では…
チェックインをするべくカウンターの人に声を掛けたところ
「お前は日本人か?俺はドラゴンボールを知ってるぜ!」
と声高に叫ばれたものです。
日本のこれらのコンテンツの強さは、日本人が思っているよりもずっとずー-っと凄いものなんだなと、その時の筆者は感心したものです。
そういった土台があるからこそ、NFTやメタバースと言った領域は、日本が誇る最強のコンテンツを最大限生かせるのではないかと感じています。
おわりに
今のメタバースやNFTは、思った以上に謎なものがたくさんあります。
それらは企業の思惑が入りすぎていて、実際に使う人たちのことを全く考えていないのでしょう。
特にメタバースに関しては、どこもかしこもまともなものが作れていない状態です。
そんな中、今回のAnifieの狙いは、もしかすると面白い方向に行くかもしれません。
WorldCryptoLaboでは、LINEにて不定期で暗号資産関連の情報を配信しています。 無料でご登録できますので、是非お気軽にご参加ください。 登録は>>LINE登録<<からどうぞ!
↓

※このニュースはWCL会員様向けに配信しているニュースのうち1本を、投資歴15年以上である筆者独自視点で再編集しております。
WorldCryptoLaboでは、LINEにて不定期で暗号資産関連の情報を配信しています。 無料でご登録できますので、是非お気軽にご参加ください。 登録は>>LINE登録<<からどうぞ!
↓
