デジタルファッションが大きく広がるためには、大前提があるよねって話|WCLブログ

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概要

デジタルファッションと聞いて何をイメージされますか?

一番手っ取り早いのが、ゲームなどのキャラクターの服装や装飾品、はたまたキャラクターそのものを変更して楽しめるってやつですよね。

それを踏まえたうえで、こんなニュースを見つけました。

メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートが2016年の展覧会テーマとして「Manus x Machina: Fashion in the Age of Technology(手仕事×機械:テクノロジーの時代におけるファッション)」を選んだとき、彼らには先見の明があった。

メタバースやNFT…今最も熱い、デジタルファッションの現在地

今回の記事では、このニュースを読んで、デジタルファッションについて考えてみたいなと思います。

デジタル空間でのファッションビジネス

ゲームの世界ではスキンと呼ばれる、自身が操作するキャラクターの様相を変更できるサービスがあります。

そのスキンは有料だったり、ゲームを遊ぶことで無料でゲットできたりと様々な入手方法がありますが、このスキンを販売することで利益を上げるビジネスが最近は主流になっています。

つまり、ゲームを遊ぶのは無料でできるけど、自身を着飾りたいなら有料で変更できたりしますよ、ということですね。

今回の記事は、ゲームのキャラクターではなく、デジタル空間にいる自分の分身を着飾る、そういったビジネスが広がっていくと語っています。

そのデジタルファッションを提供するために今回使おうとしてるのが、NFT…つまり、ブロックチェーン技術ってわけですね。

デジタルファッションについては以前も記事にしたことがあるのですが、デジタル空間を使ったビジネスの根幹として、この自分の分身(以下アバター)をコーディネートする、というものが流行ってくるんじゃないかなぁと筆者は予想しています。

それは、今回のニュースを出した媒体が、あの超絶有名なファッション雑誌、ELLEだから、というのも関係してきます。

デジタル空間でも自分らしさを追求

筆者はファッションについてはこれっぽっちもわかりませんので、そのデザインがどうとかについて語れる術を持ちません。

ですが人々がなぜファッションについて考えるかというと、元々自分が持っていないものを、ファッションを通じて付与することができるから、ですね。

そうすることで、自分をより綺麗に見せたい、カッコよく見せたいという、そんな願望を叶えてくれる。

自分が全くの無色だから、色んなものを身に着けて色を付けているような作業とも言えるでしょうかねぇ。

——こんな風に、筆者は勝手に思っていますけどね笑

それと同じようなことが、デジタルファッションの中でも言えるのでしょう。

ネットゲームで有名なものに、マインクラフトがあります。

筆者も割とがっつりやったことがありますが(そして盛大に3D酔いをした)、最初のキャラクターは他の何物でもない、コピー品です。

ゲームを遊ぶ分には、そのビジュアルは全く何も影響を及ぼすことはありません。

足が速くなるとか、空を飛べるようになるとか、特殊な魔法を使えるようになるとかではないんです。

だから普通に遊べるんですけれども、ある時を境にキャラクターの見た目を変えたくなる時が来るかもしれません。

もっと、自分らしいデザインに変えられないかなぁ。。とかですね。

こうなってくるとあとはもう止まらないと思います。

マインクラフトにはキャラクタークリエイター機能があるので、それであれやこれやといじることができます。

そうして、自分らしいキャラクターを作っていきます。

現実世界の自分のように、デジタル世界でも、「自分らしい」キャラクリを目指していくことは、必然なのでしょうね。

NFTを使うことに意義があるのかはいまだ不明

ファッションに限らずですが、ブロックチェーン技術を搭載したNFTを使うことで、限定性をあげることはできると思います。

NFTの特徴はコピーができないということから、偽物の流通を防ぐことができるので、本物の証明として成立します。

とはいえ、NFTの最大の弱点は、全く同じデザインのモノは無限に作れてしまうという点。

コピーペーストはできないけど、画像を外部ソフトなんかでキャプチャして張り付けできちゃう、という意味とだいぶ同じかなと思います。

なので、発行した企業のNFTではないけど、デザインそっくりの違う企業が作ったNFTも、簡単に作ることができちゃうわけなんですよね。

そうなってくると、NFT特有の唯一性とはいったい何なんだ…と思ってきてしまいます。

見えるそのデザインが全く一緒なら、その中身はグッチが発行元じゃなく、野口でもいいんじゃない…となってしまう場面も出てくるかもしれません。

何しろ、デジタル空間は現実世界と違って、素材の質感とか使い心地とか全くないですからね。

グッチが発行元のNFTバッグを手に入れて、「いやぁ~この肌触りはやっぱりいいねぇ」とはなりませんからね。

もしそんなことを現実世界で言い出すような輩がいたら、とりあえず一旦精神科に相談しに行ってほしいまでありますから…

そうなってくると、NFTである理由ってあんまりないかもしれません。

せいぜい、メタバース空間を渡り歩く時に、全く同じデザインのまま移動できる…程度の効果しかないのかもですね。

もっとも、そのメタバース空間同士が互換性があるかどうかが前提ですけどで…そして悲しいことに、独占を狙う企業しかいないから、そんな互換性はほとんど期待できないんですけど…

おわり

デジタルファッション自体は、どんどんと広がっていくのは間違いありません。

ただ、そのファッションが広がるための大前提がありまして、それがメタバース空間またはそれに準ずるものがあること、ですね。

ファッションアイテムを持っていても、着飾るためのアバターが(そして着飾ることができるような設定が)ないと、ただの宝の持ち腐れです。

本当にただのコレクターズアイテムと化してしまいます。

もちろん、コレクターズアイテムとしての存在意義はあるでしょうが、どんなにいい壺でも、飾られないまま倉庫にしまわれていたら、元も子もありませんし。

デジタルファッションは伸びてくるのは間違いない…間違いないけれども、その大前提がいまんところぽしゃっているもんですから、大きく広がっていくのは、もう少し時間がかかるかもしれませんね…


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