
デジタル版「アジア通貨」構想、中国の研究者らが提唱 | 米ドルへの依存度低下
デジタル版「アジア通貨」構想、中国の研究者らが提唱 | 米ドルへの依存度低下
こちら、あからさまな中国の世界支配の一環だなと感じる記事ですよね。
記事によれば、米ドルへの依存度を下げるべく、デジタル通貨としてアジア通貨を作ろうぜ、という話になっていますが、問題の本質はそこではなく。
これを提唱したのが、中国共産党の息が目いっぱいかかっている中国の研究者ら、という点です。
アジア通貨構想は、中国共産党がデジタル世界を支配するための布石でしかない
そもそもとして、デジタル通貨としてアジア通貨を作るという部分においては、そんなに悪い話ではないと思います。
地域のデジタル通貨といった立ち位置とした場合、普通にあってもいいでしょう。
それこそアジア圏内のデジタル世界で使うという点においては、より流動性が上がるきっかけとして大いにアリかなと思います。
ただ問題は、それを誰がどんな意図で提唱したかになりますよね。
そして今回提唱しているのが、中国共産党の息がかかった機関というわけです。
ましてや、採用しようとしているのがなぜか中国の通貨である元を基にしたアジア人民元とかなんとか。
冗談も大概にせいや、と思わずにはいられないほどあからさまな話ですね。
こんなことを彼らがやろうとしていることは、別にアジアのためでも何でもなく、自国通貨の影響力をデジタル世界の中でも強め、この世界を支配しようと企んでいるのはまず間違いないでしょう。
アジアのためを思っているのなら、まずは台湾に対する武力による圧力を辞めるべきですし、南沙諸島での横暴なふるまいを、どうにかしてからでしょう。
つまり、説得力がない、ということですね。
デジタル世界は、国や巨大企業が支配するような世界にしてはならない
Web3を土台としたデジタル世界においては、あくまで主役は一人ひとりの個人であり、それらを支配しようと目論む彼らの出る幕はありません。
支配は隷属を生み、自由な発想で生み出される世界とは真逆の、自分たちの意に沿ったものしか作れない、そういう閉鎖された世界になってしまいます。
これでは、折角の未来の技術が台無しです。
そもそもデジタルの世界において、国境を引くことに価値はありません。
この世界には、国境は存在しません。
あくまで人類全体の技術である、という前提で考えていくことが、本当の意味でのWeb3の技術なんだろうと思います。
ですから本来で言えば、デジタル世界においては、各国の法の外側に位置し、世界統一としての最低限のルールを設けるだけに留めることが大切だと筆者は考えています。
ゆえに、そのためのルールを、個々人の意志によって決まっていくことが理想です。
それができるのが、Web3という技術ですし、それを利用した個々人になるんだろうと思います。
タイトルにあるように、国や巨大な企業が支配する世界ではないことが、超越した世界を生み出す意義なのではないでしょうか?
おわりに
Web3の技術はまだまだ先が見えない状況です。
けれどそこの根幹にあるのは、ブロックチェーン技術という、近未来の技術ですよね。
それを生かすも殺すも個人個人の力量なんだろうと感じます。
おそらくこれからは、個人が強い時代になってくると思います。
その個人を囲む小さなコミュニティがたくさん増えるイメージでしょうか。
そこには何の垣根もない、いわばボーダーレスの世界になってくるでしょう。
きっとそういった世界が生まれ始めていくことが、本当の意味でのWeb3の時代なのかもしれませんね。
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※このニュースはWCL会員様向けに配信しているニュースのうち、1本を投資歴15年以上である筆者独自視点で再編集しております。