
※このニュースはWCL会員様向けに配信しているニュースのうち、1本を投資歴15年以上である筆者独自視点で再編集しております。
ブロックチェーンゲームやメタバースプロジェクト、第3四半期に13億ドル調達=調査|2022年10月15日配信分
ブロックチェーンゲームやメタバースプロジェクト、第3四半期に13億ドル調達=調査
ブロックチェーンゲーム、メタバースプロジェクトに巨額のお金を投資する企業やファンドが後を絶ちません。
それはこの記事のタイトルにもあるように、第三四半期で13億ドル(日本円で約2000億円/1ドル148円換算)という莫大な調達資金からより感じます。
しかし現実は、企業とユーザーとの間には、大きな意識のずれがあるように思います。
ブロックチェーンゲームをやりたがらないゲーマーの本音を語る
筆者は休みの日のほとんどをゲームに費やすほど、生粋のゲーマーと言っても過言ではありません。
朝起きたら即PCを起動するのが日課で、何年も前から続けているゲームを早速始めます。
いくつかのゲームを同時進行で楽しみ、ご飯を食べるのも面倒くさいからと食べずに続ける始末。
気付けば寝る直前までやっており、1日がゲームだけで終わる日々。
そういう生活を続けています。
そんなある意味で終わっているゲーマーである筆者ですら、ブロックチェーンゲーム等をプレイするのは気が進みません。
一番致命的なのは、そのあまりの敷居の高さです。
例えば高額のNFTを持っていなければ始められないとか、そもそもそのNFTを買うために特定の仮想通貨が必要で、それを入手するためにとてつもなく手間がかかるとか、ですね。
ゲーマーは基本的に面倒くさがりで、それはYoutubeでゲーム配信をしているストリーマーなんかを見るとよりわかると思います。(ちなみに筆者はそんなゲーム配信を、ゲームをしながらよく見てます)
彼らは筆者よりも致命的なまでにめんどうくさがりです。
ということは、筆者がブロックチェーンゲームを始めるのが死ぬほど面倒だと感じている以上、広告塔にもなりうる彼らがやりたいとは思いますか?
絶対に思わないでしょう。
いくらお金が稼げると言っても、そもそもの始める前の段階で、始めるのめんどくさそうということで選択肢から消えるのです。
これは、ブロックチェーンゲームの致命的な問題です。
仮想通貨を使ったゲームやメタバースは、その導入方法を改善しなければ未来はない
今現在のブロックチェーンゲームやメタバースの環境は、ユーザーを引き込むための導線が完全に切れてしまっている状態です。
そのため、その導線をどうにかしないと、永久に広がりを見せることは無いと筆者は感じています。
なにしろ、生粋のゲーマーが言うんだから間違いありません笑
また、高額なNFTを購入することで他の人より優位に立つというシステムもやめたほうがいいでしょうね。
これも参加者が増えない原因の一つと言えるでしょう。
もっと違うところで差別化をするべきだと思います。
例えば今のゲーム業界では、キャラやアイテムのデザインを販売するなどして盛り上がっています。
ゲームの優劣には全く影響はないけれど、他人との差別化ができるようなシステムに変えるべきでしょう。
そもそも、お金を持っている人間じゃないと優遇されない状況は、ゲームが存続しにくいですからね。
まとめると…
・ゲームを遊ぶのに無料、サブスク、買い切りのどれかを選ぶこと。
・ゲーム課金は仮想通貨での購入ではなくクレジットカードなどで対応すること。
・高額NFTでの優遇を出来るだけなくすこと。(NFT保有の有無で極端に結果が変わることを無くすこと)
筆者がとりあえず思いついたことはこの辺でしょうかね。あくまでポイントはゲームを遊ぶまでの導線を徹底的に簡略化することですね。
仮想通貨を買わせてる暇なんかないですし、無駄な工数です。
おわりに
現時点で言えることは、ゲームなどを作る企業や資金提供者はこの辺が全く分かっていない印象です。
ですので、先行者利益が欲しくて巨額の資金をゲームやメタバース内の土地に投じていますが、おそらく全部うまくいかないでしょうね。
それは上記した理由があるからです。
そう考えたとき、今現在、もし仮に暗号通貨関連の何かにお金を投資して儲けたいと考えたならば、これらの業態にはお金を入れないことをおススメします。
これからさらに拡大を目指していくということですから、今後の展開に注目したいところですね。
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