時代を進めるのは規制を強める先進国ではなく、Web3をイケイケドンドンで進める発展途上国なのかもしれない

ブラジルのデジタル銀行Nubank、7000万ユーザーに向け「Nucoin」発行へ

世界最大のデジタル銀行といわれるブラジルの「Nubank」は来年、ブラジル、コロンビア、メキシコで独自トークン「Nucoin」を発行する。10月19日に同行が発表した。

ブラジルのデジタル銀行Nubank、7000万ユーザーに向け「Nucoin」発行へ

上記の通り、ブラジルの銀行であるNubank(初耳)が独自トークンを発行するというニュースですね。

記事によれば、2023年上半期に提供予定となっているようです。

このニュースを見たとき、ふと筆者は感じたことがあります。

それは、Web3技術に対する先進国と発展途上国との意識のずれです。

Web3技術を規制したい先進国と活用したい発展途上国

一応イメージとしては、それぞれこのWeb3技術を使って民衆を支配したいというのは一致した意見だと思うのですが、その中身は立場によってちょっとベクトルが違うように思います。

それが、先進国と発展途上国とに分けられるのかなと思います。

いわゆる先進国は、そもそも自国経済が高い次元で出来上がっており、その中で巨大な利権社会が作り上げられています。

ですので、その利権を脅かすような存在が現れたとしたら、徹底的に潰そうとしてくるのだろうと推測できます。

例えばヤクザのシマ争いなんかがそうですよね。

自分達の支配しているシマを他の組のモノが荒そうとしてきたら、それに対して当然抗いますよね。

指をくわえて黙ってシマを奪われるのを待ついわれはありませんから。

Web3という技術は、そんな自分たちが大切に大切に守ってきたシマを脅かす存在じゃないのか…と、利権の沼に全身浸かっている人々が感じたのだろうと思います。

つまり、このまま何もしなかったら、折角手にしている利権からの利益が減ってしまい、非常に困るのでしょう。

だから規制をし、その間に自分たちの利権になるように仕組みを整えようとするのは簡単に推測できます。

しかしこのようなことを頻繁にやっていれば、本来であれば超スピードで広がる技術も、急ブレーキをかけられている状態になってしまいます。

逆に発展途上国はどうでしょうか。

彼らは先進国との差を埋めるべく、日夜圧倒的なスピードであらゆることを試しています。

当然、このWeb3技術はそんな差を埋めるばかりか、追い抜くための技術とも言えるでしょうから、試さずにはいられません。

自国が成長するための起爆剤として、非常に有効なツールだとしか考えていないのでしょう。

その結果、先進国よりも速いスピードで広がり、革新的な技術などが生まれやすい土壌になっているのではないでしょうか?

例えば世界的に有名になったGamiFiであるアクシーインフィニティも、発展途上国が集まっている東南アジアで爆発的に広がりましたし、今回のニュースにあるような南米なども、この技術をどんどんと活用しようとしています。

まさに、リープフロッグ現象が起きる土壌があると言えますね。

その結果、先進国が規制まみれで技術革新が遅々として進まず、その一方で発展途上国は最新の技術を駆使し、圧倒的スピードで変化を遂げていくという状態になっていると考えられます。

日本はもはや時代遅れのカウボーイ状態なのでは?

世界一の先進国と言えば、どこだと思いますか?

もちろんアメリカですよね?

かの国は近代史において、時代の最先端を突き進んでいます。

世界一の先進国でありながらも、まるで発展途上国の様な貪欲さで突き進んでいます。

そりゃ世界一にもなりますよね~

そんなカウボーイ発祥の国であるアメリカがある一方、日本はどうでしょうか?

バブルがはじけて30年以上が経ちましたけれど、その差は開く一方です。

カウボーイ発祥の国であるアメリカが時代を作っていく一方で、我々日本はどんな変化を世界に生み出したでしょうか?

過去に囚われたまま、成長するどころかむしろ後退しているのを目の当たりにすると、悲しくなります。

まさに、時代遅れのカウボーイ状態です。

なんとも皮肉が効いていますね。

ただそんな中でも、より圧倒的スピードで突き進もうとしているのが発展途上国の面々だと感じますね~

おわりに

日本を含む先進国は、新しい技術に対し規制の嵐で進歩を止めさせていく一方、発展途上国は我関せずと、めちゃくちゃに時代を進めようとしています。

今回のブラジルのデジタル銀行が行っていることを見ると、それをより痛感しますよね。

しかも規模も7000万人に向けてとか、とんでもないサイズですからね。

そう考えると、このWeb3を含む革新的技術の未来を予測するには、こういった発展途上国の動向を追った方が価値がありそうだと考えるのは、自然な成り行きですよね。


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※このニュースはWCL会員様向けに配信しているニュースのうち、1本を投資歴15年以上である筆者独自視点で再編集しております。