エイベックスが企むエンタメ界隈の掌握【2022年8月23日配信分】

※このニュースはWCL会員様向けのうち、1本分を抜粋、再編集して配信しております。

新たなWeb3プロジェクト「メタソレア」始動 エイベックス松浦会長やスティーヴ・アオキら参加

新たなWeb3プロジェクト「メタソレア」始動 エイベックス松浦会長やスティーヴ・アオキら参加

エイベックスの松浦勝人会長や著名DJのスティーヴ・アオキら8名を共同設立者として迎え、「分散型エンターテインメント・エコシステム」の構築を目指している。


メタソレアは注目を集めるWeb3領域でエンターテインメント・コンテンツを提供していくプロジェクトで、全ての開発及び運営の委託を受けているMetaSolare Pte.Ltd.はシンガポールに拠点を置いており、ゲーム、アニメ、ミュージックなどのエンターテイメントコンテンツを基軸としており、ゲーム面では、ハイクオリティなスマートフォンゲームにP2E「遊んで稼ぐ」システムを導入するという。


ミュージック面では、NFT(非代替性トークン)やトークンを前提として、新しいアーティストやアイドルをユーザー参加型でクリエーションしていく。

ファンがアーティストと「共に1つの作品を創りだす」DAOの形成を示唆する盛り沢山の同プロジェクトに益々の期待が隠せません。

本日のニュースに対する考察

この手のモノは、いかにそれに価値があると思えるようなバックグラウンドを作れるかが重要だと思っています。

つまり、これを見てああ、参加したいなーとか、始めてみたいなぁとか思える何かがあるかです。

もっと言えば、これに参加することでしか得られないものがある、かどうかですね。

このニュースからは断片的にしか推測はできませんが、おそらくメインコンテンツはエイベックスが主戦場である音楽活動になるんだろうと思われます。

所属アーティストをこれらに流すことで、シェアの確保、拡大を狙っているのだろうと予想はできます。

でもそうなってくると、音楽を聴くなら普通にYoutubeで良くない?

アニメを見るにしても動画配信サイトで良くない?

ゲームもゲーム配信者に絶大な人気を誇るツイッチで良くない?

と、筆者は疑問に思ってしまうんですよね。

つまり、このサービスを展開するうえで、既存のサービスと比べて、どこまで独自性があるんだろうか、という疑問が湧いてきます。

おそらくですが、Youtubeやツイッチで消費されているユーザーの可処分時間や所得を、自分達が開発したコンテンツで消費してもらいたいと考えているのでしょう。

これはフェイスブック社がMetaに名前を変えたことで、ブロックチェーン界隈を牛耳りたいと考えている点と全く同じなのではないでしょうか。

そういった企業の下心を踏まえたうえで、このサービスについて我々が考えておいた方が良さそうなのは、今まで自分たちが楽しんでいるコンテンツを蹴ってまで参加したいと思えるものになるかどうか、ですね。

まだまだ全然情報が出てないだけに、続報を待ちたいところです。


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