NFTを使った町興し ふるさと納税の返礼品がまさかの大注目|WorldCryptoLaboBlog

ふるさと納税でNFTを返礼品に 3分で完売|ITmediaNewsより

北海道余市町が実施した、NFTを返礼品として受け取れるふるさと納税が盛況だ。10月21日午後6時から寄付受付を開始したところ、3分ほどで用意された222個の返礼品NFTすべてに寄付が集まった。

ふるさと納税でNFTを返礼品に 3分で完売

このニュースは正直驚きましたね。

いい意味でですが、ついに来るところまで来たか…といった印象です。

ふるさと納税といえば投資家ご用達の節税対策ではありますが、その中の返礼品としてNFTを使うという発想は、なかなかに面白いですよね。

名も知らない田舎町が注目を浴びる

北海道余市町という申し訳ないのですがあまり存じ上げていない町が行った試みですが、結果だけ見るととんでもない勢いで完売したとのことですよね。

有名なブランドや人気漫画など、世間的に知名度の高いものが販売する限定の品々はこういった即完売というのはよく耳にしますが、それが名も知らない町の、NFTというだけの、なんでもないであろう試みなのにもかかわらず、このような結果。

正直、信じられない気持ちでいっぱいです。

おそらく町の方も、まさかこんなことになるとは思っていなかったのではないでしょうか?

何やらこの余市町の特産としてワインがあるらしく、人気ワイナリーが手掛けるワインが買える抽選権がNFTの保有者特典としてあるようです。

なるほど、もしかするとワインマニアには知る人ぞ知る町なのかもしれませんし、NFTという話題性もあって、ここまでの速度で売れきれてしまったのかもしれませんね。

正直なところ、自分がワインマニアだったら、ふるさと納税の選択肢に都合よく上がりそうです笑

お金儲けのためだけではないNFTの使い方

記事の中にもあるのですが、新潟県山古志村でも2021年12月に、「Nishikigoi NFT」を1000点発行したところ、これもまたあっという間に売り切れてしまったとのこと。

住民が800人しかいない限界集落の村とのことですが、このNFTのお陰でいわゆるデジタル村民が1000人(NishikigoiNFT保有者の特典)となり、もともとの村民を超えてしまうというギャグみたいな話になっています。

これがNFTの力かと思うと、興味深いものですね。

しかしこういった試みを見ていると、単純なお金儲けという形のNFTだけではなく、地域振興のために利用できることが証明されたと言ってもいいでしょう。

であるならば、これを使わない手はないでしょうね。

これに続け…ではないですが、過疎化が進む地域や財政が厳しい町などが、復興のきっかけとしてNFTを利用してみるのも、アイディアとしては非常にいいのかもしれません。

おわりに

田舎になればなるほど現状を打開するための案を模索しようとはせず、ゆるやかな衰退に甘んじている印象が強いです。

私事で恐縮ですが、自身の生まれ育った町なんかも、人口1万人を割ろうかという高齢化が進む町です。

たまに帰れば懐かしさはありつつも、資金難からか、山を削ってソーラーパネルを敷いている光景を目の当たりにして、とにかくやるせない気持ちになりました。

たぶんそういった町はこの日本にたくさんあると思います。

もし何かを変えたいと思うのなら、こういったNFTという手段を考えてみても、罰は当たらないと思うんですよね。


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