
凸版印刷とDeNA、メタバース空間におけるアバター生成管理基盤を実証|ZDNetJapan
凸版印刷は11月7日、ディー・エヌ・エー(DeNA)と共同で、メタバース空間におけるアバターの真正性付与/証明に関する公開実証実験を実施すると発表した。
凸版印刷とDeNA、メタバース空間におけるアバター生成管理基盤を実証
DeNAといえばモバゲーで有名な企業です。
がっつりモバゲーのゲームをやってる身としては、良く見知った企業からこういったWeb3領域のニュースが出てくるのは非常に興味が湧いてきます。
そういえばモバゲーでアバターという謎の存在があったのをこの記事で思い出しましたけれど、それにNFT属性を付与したWeb3型アバターを作るというニュースですね。
ドッペルゲンガーを生まない 自分の分身は自分が操作するアバターだけに
ドッペルゲンガーという言葉があります。
いわば自分とそっくりの人物が、この現実世界にいるという都市伝説的な話です。
(それに本人が出会ってしまうとマズいことになる…という逸話に繋がりますが)
ただでさえ気持ち悪い話ですが、そんな自分とそっくりのもう一人の自分が、仮想空間でもできてしまうとシャレになりません。
記事によればメタバース空間内でのアバターによる移動等々の際に、そのアバター自体の真偽性を確立させることで、不正などをあらかじめ防ぐといった考えのようです。
デジタルの世界はなんならコピーし放題であるため、一生懸命に作ったアバターがそっくりコピーされて使われていたら、その精神的ダメージは巨大になりますもんね。
なんなら、本当の自分はこっちなのに、人によってはコピーされた自分の方を本人だと思ってしまい、あらぬトラブルの元になってしまう可能性もあります。
だからこその、NFTを使うことで、ただ唯一のアーティファクトとして証明できることが、非常に重要なものなのかなと感じます。
実際にMobage 3D Parkを覗いてきたものの…あまりに衝撃過ぎた
今後はこのNFTを使ったアバター技術は、ますます広がっていくことが予想されます。
それに合わせて、数多くのIP(キャラクターなどの知的財産権)を保有する企業も参入してくるでしょう。
ということで、DeNA社のSNSモバゲーで提供されているアバターをメタバース空間で使えるという『Mobage 3D Park』なるものがプレオープンしたとのことで、怖いもの見たさに見てきました。
その時に録った写真を2枚ほど載せてみます。


行った感想をば。
いや~~~~
これは絶対流行らんな…汗
もともと筆者は今のメタバース空間にはそんなに期待はしていないのですが、行ってみて思ったのが、その期待していない想像を遥かに下回るクオリティでした。
IPはわかった。アバターにNFTを付与することもわかった。
けれど、このメタバース空間を覗いてみても、おそらく自身は二度とアクセスすることは無いだろう空間でした。
とにかく操作性が全くもって良くないですね。
マウスをクリックしながらでないと視点移動しないとかありえません。
エリアを移動する際に、矢印をクリックしないと移動できないとか意味が分かりません。
メニューをキーボードではなく画面の下側に出るのがめちゃくちゃ不便。
ジャンプや走るができないから動きがもっさり。
そもそも論なのですが、このメタバース空間、本当にゲームデザイナーとか入っているんですかね?
操作性がお粗末すぎて、素人が作ったのかと疑いたくなります。
いくらプレオープンとはいえ、このクオリティだとユーザーを引き付けるどころか、一度見ただけで二度と近づかないように思うんですけどね。
一度このメタバース空間をデザインしたデザイナーは、マインクラフトとかAPEXとかRUSTとかのゲームをやって、どういう操作性が求められているかを考えて欲しいものです。
ということで、不満しか出ないMobage 3D Park訪問記でした。
おわりに
苦言しか出ませんでしたが、メタバース空間はさておきとして、自身が操作するアバター(広義的な意味で)をNFT化する技術は今後必要となってくるのは間違いありません。
ただそのアバターを使うメタバース空間が今の所どこにもまともなものがないのですけれども。
このMobage 3D Park、自分が入った時は3人ぐらいしかログインしていませんでした。
おそらく自分のように興味本位で覗いてみた勢かもしれません。
しかし、このような状態だと、やはり期待が持てないなと思ってしまってもおかしくないかなぁと。
ところで一番の問題といえば、3D酔いが半端なく酷いこと。
3D酔いする方には無理なメタバース空間と言えますかね…
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