イギリスという国は暗号資産でもリーダーシップを発揮するのか?

※このニュースはWCL会員様向けのうち、1本分を抜粋、再編集して配信しております。

イギリス新内閣、暗号資産ハブを目指す方針維持:英財務省高官|2022年9月9日配信分

イギリスは「暗号資産における創造・革新・構築を志す人たちに選ばれる国を目指す」と英財務省高官のリチャード・フラー(Richard Fuller)氏は9月7日、暗号資産に関する初の議会での議論で述べた。

9月6日、リズ・トラス(Liz Truss)氏が新首相に就任し、クワジ・クワーテング(Kwasi Kwarteng)氏を財務大臣に指名したばかりだ。

イギリスでは4月、リシ・スナック(Rishi Sunak)財務大臣(当時)が、イギリスを暗号資産ハブにするとの意向表明や、EUがステーブルコインに重点をおいた広範な暗号資産法案制定を追うように、同国における暗号通貨の今後の展開に注目が集まる。

イギリス新内閣、暗号資産ハブを目指す方針維持:英財務省高官

本日のニュースに対する考察

リーダーシップと言えば、率先して先頭に立ち、周りの人を鼓舞し、巻き込み、突き進んでいくイメージが強いですよね。

もちろん違った形のリーダー像というのも昨今は出てきていますが、誰しも思いつくのはこのパターンです。

日本の中で思い浮かぶ強いリーダー像は、現代社会で言えば孫正義さんなんかがそれに当てはまりそうですし、過去の人であれば松下電器を世に生み出した松下幸之助さんなどが思い浮かべそうです。(個人の意見です

世界に目を向ければ、スマートホンで世界的な有名度を誇るアップルを創設した、スティーブジョブズなんかがまさにその人と言ったところ。(これも個人の意見

彼がいなければMacは作られなかったし、iPhoneが生み出されなかった訳ですから、歴史に名を遺すにふさわしいリーダーだったと言えますね。

このように様々なジャンルのリーダーがいて、彼らが生み出した様々なものが今の世界に広く影響を与えております。

さて、金融立国としてリーダーシップをとる国の一つに、イギリスがあります。

この国は古くから世界をリードし、金融業界において大きな影響力を持っています。

日本の少額投資非課税制度、通称NISAも、元をたどればイギリスのISA(個人貯蓄口座)を土台として生み出されました。

それほどまでに、参考にするべき先進的な金融システムを作り上げてきた国と言えるのでしょう。

そんな金融センターの役割として大きな影響力を持つイギリスですが、暗号資産に関しても発揮したいと考えているようですね。

引っ張っていってくれる人がいるのは、引っ張られる我々からするとありがたいように感じます。

けれどそれは、ある意味ではもろ刃の剣とも言えるかなと筆者は勘ぐってしまいます。

リーダーシップがあるということは、それすなわちリーダーの意見が絶対である、ということに繋がります。

もっと簡単に言えば、リーダーにとって都合がいいような仕組みづくりをしやすい、ということです。

暗号資産はまだまだ歴史が浅く、法整備もいまだ追い付いていない状態です。

だからこそ、コントロールしやすいように、今のうちに唾をつけておこう、と考えたのかもしれません。

逆に言えば、それほどまでに、暗号資産の未来に期待しているとも言えますね。

暗号資産の世界にはどのような未来が待っているかいまだに見えませんが、少なくともその中心的位置にイギリスがいそうというのはわかりますね…

おわりに

金融シーンにおいて、イギリスは最先端を目指しています。

一方我々日本人は、先を行くイギリスとの差に愕然としてしまいます。

変化を恐れる日本と、変化をチャレンジだと考えるイギリス。

リーダーであるべき存在はどちらかと考えたら、みなさんはどちらを選びますか?


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