
概要
チリーズ(CHZ)という暗号通貨がありまして、これを使って【大手ファントークンプラットフォームのソシオス(Socios.com)が手がけるをスポーツファントークン】が購入できるようになります。
このチリーズは、世界的有名なスポーツクラブなどと提携しており、自分が応援しているクラブのファントークンを保有することで、そのクラブから様々なサービスを受けれるようになるとのこと。
有名どころではスペインの巨大サッカーチームであるFCバルセロナや、イタリアの名門ユヴェントス、アメリカのMLSやNFL、NBAなど、錚々たるクラブチームが参加しています。
で、そんなファントークンがワールドカップの影響を受けて価値の上昇を見せているという記事を読みました。
FTX破綻の影響が広がるなか、スポーツファントークンは11月20日に始まる「FIFAワールドカップ カタール2022」を前に上昇した。
FIFAワールドカップ開幕へ、ファントークンが上昇
ファントークンの上昇云々はさておきとして、ファントークン自体の本質的な価値について、筆者的に感じたことを書いていきたいなと思います。
全ての領域で生きるであろうファントークンという文化を考える
今回のニュースでは、あくまでスポーツ領域に対するファントークンを書いているのですが、このファントークンという考え方については、全ての領域で通用します。
例えば好きな漫画家さんを応援するためにファントークンを買うでもいいでしょう。
それこそ全く無名ではあるけれど、自分好みのアイドルを支えるためのファントークンでもいいでしょう。
そういった形で、自分が好きなジャンルのモノを直接サポートするために非常に有用なものと言えます。
巷ではyoutubeが盛り上がってはいますが、確かにスーパーチャットなどの投げ銭を利用することで金銭的サポートが出来ます。
しかしそこには、30%というとてつもなく高い手数料が発生するので、サポートしたい人には残りの70%分しか届きません。
その点、ファントークンはダイレクトに届きますし、何よりそれを保有していることで様々な特典が(設定していればですが)受けれます。
投げ銭のように、一瞬の煌めきだけの(ありがとうと言われるためだけの)モノよりは、ファントークンを買うことの方が、価値の持続性があり、満足度も高くなるのではないのかなと思います。
ファントークンは、誰のためにある?
以前もブログのどこかで書いたかもしれませんが、これからの世界は、誰もが知っている国民的有名人がいなくなり、自分知る世界の中での有名人が増えてくると筆者は考えています。
いわゆる推し活、と呼ばれるものが盛んになり、いわば自分の生活の一部になっていくような感覚でしょうか。
そしてそれは、推し活をしている人そのものへの応援といった形で、ファントークンが活用される場面も出てくるかもしれません。
例えば、ファンの中でも良く知られているファンとかいたりしませんか?
ライブに行くと、いつも決まった場所にその人がいて、周りのファンから崇められている…とかですね。
いわゆる、古株だとか、古参だとかそういう人たちのことです。
そんな人たちが応援し続けていた対象が、徐々に人気になっていき、そのうち大きなお金も動くようになったとします。
すると、どうしても大きなお金を出した人たちの意見が優先され、以前から応援していた人たちの意見や想いがかき消されてしまう場面が増えてしまいます。
そうなってしまうと、昔からずっと応援していたファンはどう思うでしょうか。
応援してくれていた人たちを切り捨て、お金をたくさん出してくれる人たちの意見だけを採用する。
そんな状態は、ファンとしてはとても辛いことだと思うんですよね。
けれどファントークンを駆使できれば、そんな悲しい思いをすることを減らせるのではないでしょうか?
誰に渡すこともなく、少額かもしれないけれど、ずっとファントークンを持ち続けるそのファンは、何よりも尊敬されるべき存在として証明できるのではないかなと思うのです。
もちろんトークン自体の価値を平等にしてしまえばそのようなことは成り立たず、ただ資本主義に翻弄されるだけのつまらないファントークンになってしまいます。
しかしトークンの特性上売買履歴は残り続けますし、大量のトークン保有者がいたとしても、投票権が付与されていたとしても、その価値は昔から応援している人が持っているトークンの価値には及びません。
そういう仕組みを整えられれば、昔からのファンも、そして今ファンになった人たちも、より納得しやすい環境を作れるのではないでしょうか?
ファントークンの本質的な価値 この世の中は、応援し続けてくれている人が喜べるためにあってほしい
筆者は以前、サッカーワールドカップで苦い思いをした経験があります。
あれはそう2002年日韓ワールドカップの時。
Jリーグが1998年にスタートした時からサッカーファンだった筆者でしたが、そんな日本で開催されることなど一生に一度しかないタイミングなのにも関わらず、実際に生で見ることは叶いませんでした。
それはまさに、今までのサッカーファンをないがしろにしたようなチケットの販売システムだったからですね。
関係者やスポンサーばかりにチケットが流れ、そして普段サッカーを全く見ていないようないわゆるニワカが大量に発生し、その結果として我々ファンはチケットの抽選に漏れまくりました。
本来であれば、サッカーに携わる人々を優先するべき大会が、全くどうでもいい人たちも同列にしていることに、筆者は強く憤慨していたことを、いまだに思い出します。
もはや誰のための、何のためのワールドカップだったのかわかりません。
少なくとも、サッカーが好きでたまらない人たちのための大会ではなかったですね。
そこでの問題は、生粋のサッカーファンであることの証明ができなかったこと。
逆言えば、それが証明できるような何かがあれば、話が変わってくると思うんです。
ずっと昔からファントークンを持っているということは、それだけ長い間ファンを続けていることの証明ができます。
そうなれば、こういったワールドカップの様なファンのための大会で、最優先でチケットを販売する対象にできます。
それは当然スポンサーよりも優先順位が高いものとすることが出来ます。
(スポンサーを優先するべきという声もあるかもしれませんが、ファンがいるから成り立つのであって、ファンがいなければ今のメタバース空間のようにぺんぺん草も残らない残念な状態になります)
つまり、ファンであることの証明が出来ることこそが、ファントークンの本質的な価値なのだろうと思います。
おわりに
「自分はこれファンなんだよ。
実はずっと昔から応援しているんだよ。
だってほら、こうしてファントークン持ってるもん。」
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※このニュースはWCL会員様向けに配信しているニュースのうち1本を、投資歴15年以上である筆者独自視点で再編集しております。
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