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今年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか？
今年はWeb3領域においてなかなかに厳しい一年だったのではないかと感じます。
そこで今年のWeb3領域のそれぞれのジャンルを、筆者の独断と偏見で振り返って見たいなと思います。
NFTの2022年を振り返る
特に暗号通貨界隈ではとにかく盛り上がりに欠け、その一方でNFT領域がむしろ活況となってきた印象です。
事実、日本国内でも様々なNFTが開発？販売されており、今現在のWeb3の主流はNFT系とみるのがいいのでしょうね。
やはり作りやすい、販売しやすい（逆に言えばすぐにお金になりやすい）のが、NFTの特徴なのかなぁと思います。
一応データ上は自分のモノとして所有（所有するという意味をどう解釈するかが難しいですが）できることから、いわゆるデジタル資産として扱われていく形ですね。
ただこれが、ただ所有するという目的ならまだしも、転売しようと目論んでいるとなるとまた話か変わってきそうです。
今までの傾向として、NFTは基本ほぼ全て値下がりしているので、本当にコレクターアイテムとしての立ち位置が強くなりそうです。
また、これを所有していることで受け取れる特典というのも増えてきそうですし、NFTを所有して価値の上昇を待つというよりは、所有することでついてくる特典の方が大きなメリットになってくるかもしれません。
つまりそこにどのような価値を付与できるかが、各企業の腕の見せ所といった感じでしょうか。
メタバースの2022年を振り返る
メタバース領域は企業と行政のみが盛り上がりを見せているような感じで、肝心の参加者は０に近い状態です。
改善するべきことは山ほどと言った感じ。
昨日メタバースの記事をコラムとして出しましたけれど、詳しくはそちらを読んでいただくとして。
やっぱり企業の金儲けの匂いしかしないメタバースは流行らないでしょうねぇ。
そういう匂いにユーザーは敏感ですから、まずはそこを改善しないと元も子もないかなと。
また、企業が描いているメタバースの使われ方と、ユーザーが望んでいる使い方に大きなギャップがあるように思います。
需要がない物を企業が供給している感じですね。
だからこそ、2023年はいかに企業の金儲けの匂いを消すかと、そもそもとして独自のプラットフォームを作るのではなくサマーウォーズのOZの様な一つの空間を作って、その中でどうのこうのを目指して欲しいですかね。
暗号通貨の2022年を振り返る
暗号通貨領域もほぼほぼ壊滅状態ですね。
それもこれも、FTX破綻問題が大きな影響を与えていたのかなぁと、つくづく感じますが。
有象無象の暗号通貨が大量生産されており、もはや何がどんな目的で使われようとしているのか理解不能。
使われ方があまりにも極端に狭い範囲でしか考えられていないので、流動性が皆無で、投機の手段にしかなっていない印象ですね。
結局これも、自社が開発した暗号通貨を買ってほしいという下心が強すぎて、誰もが受け入れられやすいものになっていない。
どこでも使える米ドルを目指すべきなのに、ジンバブエドルを一生懸命刷っている状態ですから、そりゃうまくいくわけないですよね。
あの有名なアクシーインフィニティというブロックチェーンゲームの暗号通貨AXSですら、一時期1コイン当たり17000円まで行っていたのが、今では1000円を下回ってしまっている状態です。
結局、最初に乗っかった人だけが稼げてるというのが、どの暗号通貨にも言える状態なんでしょうね。
なので、使用用途が限られている暗号通貨を追うよりも、社会が便利になるような、そういった暗号通貨を2023年は開発して行ってほしいものですね。
ブロックチェーンゲームの2022年を振り返る
一言で言えばゴミしか作られていない感じですね。
やはり、企業の金儲け色が強すぎるのが原因でしょうか。
ゲームを始めるために高額のNFTを買わせるやり方は姑息であり、参加者が極端に絞られてしまいます。
高額なNFTを所有することであらゆるものが有利になるようであれば、それこそ資本主義の勝利であり、金がない者は稼ぐことができない、という典型的な例になってしまいます。
それもこれも、まともにゲームを作ったことがない企業がブロックチェーンゲームを開発しているからなのでしょうね。
また資金調達方法も、暗号通貨を売る、高額NFTを売りつける以外の方法を模索したほう良いですね。
どんなゲームになるかも全く分からないのに、何をどうしてそれらを買えるというのでしょうかね。
そういった意味では、資本力がある大手ゲーム会社の参入が待たれます。
実際にスクウェア・エニックスなんかは参入予定ですので、個人的にはそちらを触りたいし、それ以外は今の所どれも手を出さなさそうです。
いやそれよりも、普通に世に出回っているゲームとかの方が圧倒的に面白いからそもそもやる意味ないよねというアレもありますけどね…
DAOの2022年を振り返る
分散型自立組織の略らしいですけれど、平たく言えば、ブロックチェーン上で色んな人と一緒に運営、管理される組織、という意味になるようですね。
例えば今までは企業や何らかの団体に所属して、その中でのプロジェクトを進めていたのが、個々人のアイディアの元に、それに賛同した人たちが作っていく、という形ですかね。
もっとも、今のところは全く根付いていない状態かなと。
ただ個人的にはこれは結構期待していてて、プロジェクトごとにやりたいと思う人をぱっと集め、終わったら解散という流れは、これからの時代にマッチしてくると思います。
いわゆる会社所属ではなく、もっとフレキシブルな働き方が実現できるってことですね。
ただそれにはいくつか条件が必要でして、DAOを成立させるためのデジタル空間における本人証明をどうするか。
またDAOを採用する企業がどこまでいるかです。
古き良き日本の企業はもはやDAO自体に脳が追い付いていないと思うので、ここら辺の導入は物凄く遅くなりそうです。（というより自分もいまいちよくわかっていないですが…
DeFiの2022年を振り返る
今までだと国や銀行が握っていた金融事業を、皆で管理運営しましょうっていう、分散型金融という形のことですね。
端的に言えば、銀行がいらなくなる奴です。
つまり今まではこう
お金を貸したい人↔銀行↔お金を借りたい人
だったのが、こう
お金を貸したい人↔お金を借りたい人
なります。
その距離感が近くなるので、時間的コストと金銭的コストが抑えられるのが、このDeFiの特徴てな感じですね。
これに関して言えば、今年はこれと言って大きな動きがあったかと言えば謎のままです。
というか、筆者自身があんまり興味がなかったので追っていませんでした汗
来年はもうちょっとしっかり追っていけたらなと思います笑
おわり
てことで、一通り今年の振り返りをしてみました。
総じてWeb3全体として大きく盛り上がることは無かったように思います。
その中でも、ぽつぽつと盛り上がっていきそうなジャンルもありますだけに、2023年もしっかり情報を追っていきたいと思います。
てことで、WCL本体が年末年始のお休みに入りますので、このブログも今年最後です。
４日からだかから再開予定ですので、またよろしくお願いいたします！
良いお年を～＾＾
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