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イーサリアムがPoS移行の「マージ」アップグレード実施 仮想通貨にとって歴史的な日に|2022年9月16日配信分
イーサリアムがPoS移行の「マージ」アップグレード実施 仮想通貨にとって歴史的な日に
あなたは、歴史が変わる瞬間に立ち会ったことはありますか?
例えば、月面着陸やケネディ暗殺事件、9.11など、上げればキリがないくらい様々な出来事があると思います。
でも実際にその当事者になるような場面は、なかなかないのではないでしょうか?
筆者が身近で体験したもので、どんなものがあったかなぁと思いを巡らしてみたところ、いの一番に思いついたのは、サッカー日本代表のある出来事のことでした。
ジョホールバル、歴史が変わった場所
今から20年以上前の1997年11月16日、サッカーワールドカップ初出場をかけ、マレーシアの地ジョホールバルにて日本代表はイラン代表と戦っていました。
当時サッカーオタクだった筆者は、テレビにかじりついて応援していたのを、今でも思い出します。
試合は一進一退の攻防が続き、2-2のまま延長戦に突入します。
延長戦も終了間近の延長後半13分、中田英寿のミドルシュートのこぼれ球を、途中出場の岡野が反応し、劇的な決勝ゴールを奪います。
それが決勝点となり、サッカー日本代表悲願のワールドカップ初出場を決めました。
俗にいう、ジョホールバルの奇跡と呼ばれる出来事です。
筆者は近隣住民のことなど気にせず(もとより近所に家がないド田舎に住んでいましたが)親に怒られるほどの雄たけびをあげていました。
それもそのはず、今まで幾度となく夢破れてきたワールドカップ出場が叶ったのですから、喜ばないわけにはいきません。
今でこそワールドカップ出場は当たり前になっていますが、当時は本当に夢であり、日本サッカーにおける歴史の転換期になった出来事でした。
イーサリアムがマージにより仮想通貨における歴史の転換期になるかも
話を今回のニュースタイトルであるイーサリアムに戻します。
実はこのイーサリアムには2つの大きな問題がありました。
それは、ネットワークにかかる負荷が高すぎるのと、処理するうえで必要となる莫大なエネルギー消費量です。
その結果、仮想通貨同士を交換するのに莫大な手数料がかかり、また大きなエネルギー消費を伴うことで、環境に対する多大な負荷をもたらしていたようです。
これらを改善するべく、イーサリアムマージを行い、PoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)へ今回移行したというわけです。
これにより、99.95%の電力が削減できるようになるようで、劇的な環境負荷の削減を期待できるというわけですね。
一般人から見たら何がどう凄いのかわかりにくいところではありますが、10000円払わないと使えなかったものが、5円で使えるようになると言えばいいでしょうか?
この数字の差を比較するだけでも、どれだけ凄いことなのかがわかるかなと思います。
消費電力が究極までに抑えられることにより、増え続ける交換手数料を劇的に下げられることが期待されていますし、そして何より、環境負荷を強烈に下げられそうという点。
特に筆者としては、環境ヲタクであることもあり、この影響には注目しています。
おわりに
この宇宙号地球号に守られている自分たちは、環境に与える負荷をできるかぎり低くすることは、
もはや大切な使命なんだろうと思います。
もちろん、そもそもとして電力を使うようなサービスを生み出すな…という元も子もない話もありますが。
時代が進み続ける中で、どうしても便利な暮らし、楽な生き方を選んでしまうのが人間のサガです。
それを理解したうえで、こういったイーサリアムの試みは、仮想通貨界隈における歴史の分岐点なのかもしれません。
さてはて、ここから仮想通貨の歴史は、どのような未来に繋がっていくか、注目して行きたいものですね。
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