本当に救うべき村は救えない?Web3技術を使った地域活性化プロジェクトがスタートしたらしい|WCLブログ

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概要

地域活性化として最近よく耳にするのがWeb3を使った取り組みです。

色々とニュースを読み漁っていたら、次のような取り組みがスタートするそうです。

合同会社美しい村づくりプロジェクト』(本社:東京都千代田区、代表:北山 幸朋)は、「日本で最も美しい村」連合(以下「連合」といいます。)、及び連合に加盟する鳥取県智頭町、静岡県松崎町らと連携し、内閣府の『地方創生SDGsモデル事業』として採択された『日本で最も美しい村デジタル村民の夜明け』事業(以下「本事業」といいます。)のディレクションを推進し、3月1日より、クラウドファンディングサイト『美しい村ファンディング』及びNFT販売プラットフォームにて、全国の美しい村で活用できるインセンティブが付与された『美しい村NFT』の予約販売を開始致します。
 また、3月6日(月)から12日(日)までの一週間、東京/丸の内にて、本事業のプロモーションイベントを開催いたします。

日本初※!全国の美しい村で活用できるデジタル村民証『美しい村NFT』の予約販売を3月1日よりスタート!『美しい村DAO』『美しい村メタバース』など、web3を活用した広域連携による地方創生を推進。

今回はこの美しい村づくりプロジェクトについて、読み込んでいきたいなと思います。

地方をWeb3技術を使って活性化を図る取り組みがスタートする模様

大都市中心の現代日本において、影の部分として地方の過疎化がクローズアップされがちです。

過疎化の理由は様々ありますが、一番の問題は選択肢の低さです。

あ、もちろん給料の安さってのもありますけれどね。

この記事にあるような人口が1万人前後の町出身である筆者としては、その選択肢の少なさ、低さが過疎化を進める最大の理由だと思っています。

地方はその賃金の安さ、土地の安さから大企業の工場がたくさん立ち並んでおり、筆者の生まれ育った故郷もいわゆる工業団地と呼ばれるものがありました。

ゆえに、高校を卒業した学生たちは、工場ばかりが立ち並ぶという選択肢の中で、どこに働こうかな…となってしまいます。

逆に言えば、工場で働きたくない場合は、故郷を離れるしか手立てはありません。

別に工場を悪く言うつもりはないのですが、結果として地方は工場だらけになってしまい、その周辺の空気は悪くなる一方。

昔は筆者の実家の周りにも、蛍がたくさん飛んでいたんですけどね…空気が悪くなったせいか、今はほとんど見れなくなったようです。

そういった状況下にある中で、でも大企業の工場を誘致しないことには生きていけない町のなんと多い事か。

それが、今の地方の現実です。

そこに一石を投じれるのでは…と言われているのが、地方活性化のためのWeb3技術の利用といったところでしょうか。

よく当ブログで取り上げていますが、地方活性化を目指すためのNFTの販売とかもその一つですよね。

今回のプロジェクトでは、2つの町でスタートするということで。

記事では鳥取県の智頭町と、静岡県の松崎町で行われるとのことですね。

具体的にどういった内容で始めていくのかはこの記事からはわかりませんが、まぁとにかくWeb3技術を使った何らかで町興しをしていこう、というスタンスなんだろうと感じます。

本当に救われたいと思っている村はこの条件の外側にたくさんいる

今回のプロジェクトの参加には特定の条件を挙げているようです。

フランスの最も美しい村運動をいい意味でパクったプロジェクトのようですが、この連合に加盟するための条件が次の3つ。

① 人口が概ね1万人以下であること
② 地域資源が2つ以上あること
③ 連合が評価する地域資源を活かす活動があること

これですね。

でも、個人的にこれを読んで思うことは、いい意味で言えば、成功しそうな案件を選んでいるのであり、悪い意味で言えば、成功しそうにないような町や村は参加資格がない、とも言えます。

これは筆者の個人的な感触なので間違っている可能性も多分に秘めているのですが、そのうえであえて言わさせていただくとすると

この連合加盟条件に合致する町なんて、ほとんどないんじゃないでしょうか?

僕から言わせれば、観光資源が少なく、特産品もあまりない、そういった町々の方が圧倒的に多いように思いますし、救うべきはそういったところなのではないのかなと思うのです。

まぁものすごく残酷なことを言いますと、どんなプロジェクトもお金が稼げるかどうかでしか判断していません。

この、「日本で最も美しい村」というプロジェクト自体も、地域活性化という響きのいいコンテンツを利用して、お金儲けをするための組織というわけですね。

いや、別にそれはそれでいいんです。

町もプロジェクトも両方お金儲けができるならそれに越したことはありません。

僕が何を言いたいかというと、この手のプロジェクトは、お金が稼げなさそうなことはしない、ということですね。

つまり、観光資源も何もない、崩壊寸前の町とかは救う気がない、ということです。

そしてそういった町は、この日本にごまんとあります。

だから僕から言わせれば、もし本当に地方を蘇らせるとかそういう熱い思いがあるのならば、こんなしょーもない条件を付ける必要はないんですよね。

この条件で言うならば、我が故郷の町は、引き続き過疎化が進み続けるほかなさそうです…

おわり

何事もそうですが、光があれば闇があります。

そしてその闇は、思った以上に深刻なんですよね。

今回のプロジェクトは、大いに応援はしたいのですが、本当の意味での地域活性化には繋がりません。

そもそも、美しい村…という基準はいったい何なのでしょうか?

美しい…という基準はいったい誰が決めているのでしょうか?

フランス人?日本人?

僕が思うに、美しい村とは、

自然との共生ができている村

のことだと思うんですよね。

それは決して、蛍がいなくなるような土地では、無いと思うんですよね。


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